不快指数とは

不快指数は、気温と湿度から蒸し暑さの感じ方を数値化した目安です。

同じ気温でも湿度が高いと不快指数は高くなりやすく、気温だけでは分かりにくい蒸し暑さを確認するときに利用できます。

気象ナビでは、現在のアメダス、観測所別の過去データ、気候統計などで不快指数を確認できます。

例:東京観測所の不快指数

気象ナビの計算式

気象ナビでは、次の式で不快指数を算出しています。

不快指数 = 0.81 × 気温 + 0.01 × 湿度 ×(0.99 × 気温 − 14.3)+ 46.3

計算に使うのは気温(℃)と湿度(%)です。

気温または湿度のどちらかの観測データがない場合は、不快指数を計算できないため「-」と表示されることがあります。

不快指数の数値の目安

観測所別不快指数ページでは、数値の目安を次のように表示しています。

不快指数 サイト上の体感表示
30未満 非常に寒い
30~39 かなり寒い
40~49 寒い
50~54 やや寒い
55~59 肌寒い
60~64 特に不快感は少ない
65~69 快適
70~74 やや暑さを感じる
75~79 不快に感じる人が増える
80~84 多くの人が不快に感じる
85~89 暑くてたまらない
90以上 危険な暑さ

この区分は、不快指数を読み取るための目安です。実際の感じ方には個人差があります。

観測所別不快指数ページの見方

観測所別不快指数ページでは、一つの観測所について日ごとの不快指数を確認できます。

表には次の6項目が表示されます。

  • 年月日
  • 湿度
  • 最低気温
  • 最低気温から算出した不快指数
  • 最高気温
  • 最高気温から算出した不快指数

一日の中でも気温が低い時間帯と高い時間帯では蒸し暑さの感じ方が変わるため、最低気温・最高気温それぞれについて不快指数を確認できます。

最低気温と最高気温の2つの不快指数

観測所別ページでは、その日の湿度を使い、最低気温と最高気温のそれぞれに対して不快指数を計算しています。

表示 意味
最低気温側の不快指数 その日の湿度と最低気温を計算式に入れた値です。
最高気温側の不快指数 その日の湿度と最高気温を計算式に入れた値です。

例えば最低気温側が75前後、最高気温側が88前後であれば、その日は気温上昇に伴って不快指数も大きく高くなったことが分かります。

これは一日の最低・最高気温を使った比較であり、その日のすべての時間帯の不快指数を表すものではありません。

対象期間を選ぶ

観測所別ページでは、対象期間を変更できます。

対象期間 表示内容
過去1年間 最新側から直近365日分の日別データを表示します。
2026年、2025年… 選択した年の1月~12月の日別データを表示します。

年の選択肢は1976年から現在年まで用意されています。ただし、実際に表示できる期間は観測所の観測開始時期やデータの有無によって異なります。

「過去1年間」は前年の1月1日~12月31日という意味ではなく、直近の365日を見るための表示です。

湿度データがない場合

不快指数の計算には湿度が必要です。

観測所によっては湿度を観測していない場合があり、その場合は最低気温・最高気温が表示されていても不快指数は「-」になります。

気温だけでは不快指数を計算しないため、データが表示されないこと自体が不具合とは限りません。

現在の不快指数を見る

「今の蒸し暑さ」を見たい場合は、観測所別の過去日別ページよりも、現在のアメダスデータが向いています。

現在のアメダスでは、その時刻の気温と湿度を使って不快指数を算出しています。

全国の観測所を比較したい場合は、現在のアメダスランキング(不快指数が高い地域)を利用できます。

全国アメダスランキングの詳しい見方は、現在のアメダスランキングの使い方をご覧ください。

最近の不快指数の変化を見る

観測所ページ内の最近のアメダスグラフでも、不快指数を選択できます。

こちらは1時間ごとの気温と湿度から不快指数を算出し、過去10日・20日・30日の変化をグラフで確認する機能です。

「いつ頃から蒸し暑くなったか」「昼と夜で不快指数がどう変化したか」といった時間的な変化を見る場合に向いています。

詳しい見方は、最近のアメダスグラフの見方をご覧ください。

気候統計の不快指数を見る

現在値や特定の日ではなく、地域ごとの長期的な蒸し暑さを比較したい場合は、気候統計ランキングを利用できます。

気候統計の年単位の不快指数は、7月・8月のデータをもとにした平均値として扱っています。

不快指数が高い地域ランキングでは、地域ごとの不快指数を比較できます。

詳しい期間指定やランキングの見方は、気候統計ランキングの使い方をご覧ください。

年間傾向・長期推移でも確認できます

一つの観測所について、季節による不快指数の変化や年ごとの長期変化を見ることもできます。

機能 向いている見方
年間傾向統計グラフ 一年の中で、不快指数が高くなりやすい時期を確認する。
長期統計推移グラフ 7月・8月の不快指数が年ごとにどのように変化しているか確認する。
年別データグラフ 特定の年について、日ごとの不快指数の変化を見る。

現在・最近・特定年・例年・長期変化と、目的に合わせて使い分けることができます。

不快指数と気温の違い

気温は空気の温度そのものですが、不快指数は気温に湿度を加えて算出します。

そのため、同じ30℃でも湿度が異なれば不快指数は同じになりません。

気温だけを比較するより、湿度の影響を含めて蒸し暑さを見たい場合に不快指数が役立ちます。

不快指数は天気予報ではありません

気象ナビに表示する不快指数は、観測された気温・湿度や過去の気象データをもとに算出した参考値です。

将来の暑さを予測する天気予報ではありません。また、不快指数だけで熱中症などの安全判断を行うための指標でもありません。

実際の暑さ対策や防災・安全に関する判断では、気象庁や自治体などが発表する最新の気象情報もあわせて確認してください。

こんな調べ方に使えます
  • 今日の蒸し暑さを現在のアメダスで確認する
  • 全国で不快指数が高い地域を比較する
  • 特定の観測所の直近365日を確認する
  • 昨年の夏に不快指数が高かった日を調べる
  • 最低気温側と最高気温側の不快指数を比べる
  • 最近10日~30日の不快指数の変化を見る
  • 一年の中で不快指数が高くなりやすい時期を見る
  • 7月・8月の不快指数の長期的な変化を確認する

気温・湿度・不快指数をあわせて見ることで、その地域の暑さや蒸し暑さを複数の角度から確認できます。

観測所別気象データへ戻る

観測所別不快指数ページは、各観測所の詳細気象データページから開くことができます。

現在のアメダス、最近の推移、年間傾向、長期統計、雨と気温の比較、年別データなども確認したい場合は、観測所別気象データの見方をご覧ください。

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