年別データグラフとは

年別データグラフは、一つの観測所について、選んだ年の1月1日から12月31日までの日別気象データをグラフで確認する機能です。

最大3年を同じグラフに重ねて表示できるため、「今年と去年ではいつ頃から暑くなったか」「2024年と2025年では夏の最高気温がどう違ったか」「雪が多かった年はいつ頃から積もったか」などを、日付をそろえて比較できます。

年間傾向統計のように複数年を平均した統計ではなく、実際の各年の日別観測データを見るためのグラフです。

例:東京観測所の気象データの「年別データグラフ」

基本的な使い方

年別データグラフは、次の順番で見ると分かりやすくなります。

  1. 調べたい観測所のページを開く
    気象ナビTOPや各ランキングから観測所名を選びます。
  2. 「年別データグラフ」まで移動する
    観測所ページの下部に年別データグラフがあります。
  3. 調べたい気象項目を選ぶ
    降水量、最高気温、積雪量など、見たい項目をクリックします。
  4. 比較したい年を選ぶ
    3つの年選択欄から、同じグラフに表示したい年を選びます。
  5. 日別線・傾向線を切り替える
    実際の日別値を見るか、日々の変動をならした流れを見るかによって切り替えます。

気象項目、対象年、線の種類を変更すると、グラフは自動で更新されます。

最大3年を同じグラフで比較

対象年の選択欄は3つあり、最大3年分のデータを同じグラフに表示できます。

初期状態では、現在年・前年・前々年が選ばれます。

年の選択肢は1976年から現在年まで用意されています。ただし、観測所の観測開始時期や欠測などにより、選んだ年にデータがない場合があります。

例えば2026年、2025年、2024年を重ねると、同じ月日の気温や降水量を3年間で直接比較できます。

選べる気象項目

年別データグラフでは、次の12項目を切り替えて確認できます。

  • 降水量
  • 平均気温
  • 最高気温
  • 最低気温
  • 平均風速
  • 最大風速
  • 瞬間最大風速
  • 日照時間
  • 湿度
  • 降雪量
  • 積雪量
  • 不快指数

このグラフでは、真夏日日数や猛暑日日数などの年間日数ではなく、日ごとの実際の観測値を表示します。

各項目の見方
項目 グラフに表示する値
降水量 その日の降水量(mm)
平均気温 その日の日平均気温(℃)
最高気温 その日の日最高気温(℃)
最低気温 その日の日最低気温(℃)
平均風速 その日の日平均風速(m/s)
最大風速 その日の最大風速(m/s)
瞬間最大風速 その日の最大瞬間風速(m/s)
日照時間 その日の日照時間(h)
湿度 その日の湿度(%)
降雪量 その日の降雪量(cm)
積雪量 その日の積雪量(cm)
不快指数 その日の最高気温と湿度から算出した不快指数

年別データグラフは、平均的な季節傾向ではなく、選択した年に実際にどのような変化があったかを確認するために利用します。

日別線と傾向線の違い
表示 見方
日別線 選択した年の各日の観測値をそのまま線で結びます。急な気温上昇、大雨、強風など、日ごとの変化を詳しく見たい場合に向いています。
傾向線 各日について、前3日・当日・後3日の最大7日間の有効な値を平均して表示します。細かな上下をならして、その年の季節的な流れを見たい場合に向いています。

例えば最高気温の日別線では、猛暑になった日や一時的に気温が下がった日が分かりやすくなります。傾向線に切り替えると、春から夏への上昇や秋に向かう低下など、その年全体の流れを追いやすくなります。

傾向線では、対象となる7日間のうちデータがない日は平均から除き、利用できる値で計算します。

年間傾向統計の傾向線とは違います

年間傾向統計グラフにも「日別線・傾向線」がありますが、年別データグラフとは元になるデータが異なります。

グラフ 傾向線の元データ
年間傾向統計グラフ 1976年以降の同月同日データから作った統計値を、前後3日を含めて平均します。
年別データグラフ 選択した一つの年の実際の日別観測値を、前後3日を含めて平均します。

どちらも最大7日間を平均しますが、年間傾向統計は「例年の傾向」、年別データは「その年の傾向」を見るためのグラフです。

うるう年の2月29日について

年によって日数が違うと、複数年の同じ月日を重ねて比較しにくくなります。

そのため、年別データグラフではうるう年の2月29日をグラフ表示から除外し、1月1日から12月31日まで365日分の横軸にそろえています。

これにより、異なる年でも同じ月日を同じ位置で比較できます。

現在年を選んだ場合

現在年を選ぶこともできますが、まだ到来していない日付の観測データはありません。

そのため、現在年のグラフは取得済みの最新日までの表示となり、過去年のように12月31日まで完成した1年間のデータにはなりません。

前年や前々年と重ねることで、「今年は去年の同じ時期より暑いか」「今年の雨の多さは昨年とどう違うか」といった比較ができます。

「データをみる」で数値を確認する

グラフの下にある「データをみる」を開くと、日ごとの数値を表で確認できます。

表には、年月日とともに、降水量、平均気温、最高気温、最低気温、風速、日照時間、湿度、降雪量、積雪量、不快指数などが表示されます。

グラフで変化を確認し、詳しい数値を知りたい日がある場合に利用できます。

3つのグラフの使い分け
グラフ 向いている調べ方
年間傾向統計グラフ 例年、何月頃に暑くなるか、雨や雪が多くなる時期はいつかを調べる。
長期統計推移グラフ 1976年以降、気温や真夏日日数などが年単位でどう変化したかを調べる。
年別データグラフ 特定の年の日ごとの変化を確認し、最大3年を同じ月日で比較する。

「例年の季節変化」「長期的な年ごとの変化」「特定年の日ごとの変化」を使い分けることで、一つの観測所を異なる角度から確認できます。

こんな調べ方に使えます
  • 今年と去年の最高気温の変化を比較する
  • 暑かった年と涼しかった年の気温を比べる
  • 梅雨時期の降水量を年ごとに比べる
  • 台風や大雨があった時期の風速・降水量を確認する
  • 冬の降雪量や積雪量を複数年で比較する
  • 日照時間や湿度の季節変化を年ごとに見る
  • 現在年が前年・前々年と比べてどのように推移しているか確認する

日別線では実際に起きた変化を、傾向線ではその年全体の流れを確認すると、年ごとの違いが分かりやすくなります。

観測所別気象データへ戻る

年別データグラフは、各観測所の詳細ページ内にあります。

観測所ページ全体の見方については、観測所別気象データの見方をご覧ください。

例年の季節変化を確認したい場合は、年間傾向統計グラフの見方をご覧ください。

年ごとの長期変化を確認したい場合は、長期統計推移グラフの見方をご覧ください。

最近10日・30日・60日や月単位で雨と平均気温を過去と比べたい場合は、雨と気温の過去比較の見方をご覧ください。

その観測所の過去最高気温・最低気温・大雨・大雪などの記録を確認したい場合は、観測所別過去気象ランキングの見方をご覧ください。

目的・用語からさらに調べる

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