雨と気温の比較とは

「雨と気温の比較」は、一つの観測所について、最近の雨や平均気温を、過去の同じ時期と比較するための機能です。

過去10日間・過去30日間・過去60日間のほか、1月~12月の月単位で期間を選ぶことができます。

表示するのは、降水確率・降水量・平均気温の3項目です。

例えば、「最近30日間は去年より雨が多いのか」「今年の7月は過去の7月と比べて暑かったのか」といった比較に利用できます。

例:東京観測所の気象データの「雨と気温の比較」

基本的な使い方

雨と気温の比較は、次の順番で見ると分かりやすくなります。

  1. 調べたい観測所のページを開く
    気象ナビTOPや各ランキングから観測所名を選びます。
  2. 「雨と気温の比較」まで移動する
    観測所ページ内に比較表があります。
  3. 比較したい期間を選ぶ
    過去10日間・30日間・60日間、または1月~12月から選びます。
  4. 現在または直近の期間と過去を見比べる
    降水確率・降水量・平均気温を同じ条件で比較します。

初期表示は「過去30日間」です。期間をクリックすると比較表が自動で切り替わります。

選べる期間
期間 比較方法
過去10日間 最新の観測日を含む10日間を、過去の同じ終了月日の10日間と比較します。
過去30日間 最新の観測日を含む30日間を、過去の同じ終了月日の30日間と比較します。
過去60日間 最新の観測日を含む60日間を、過去の同じ終了月日の60日間と比較します。
1月~12月 選択した月の1日から月末までを、過去の同じ月と比較します。

日数指定と月指定では、比較する期間の決め方が異なります。

過去10日間・30日間・60日間の見方

日数を選んだ場合は、観測所にある最新の観測日を終了日として、そこから10日・30日・60日をさかのぼって集計します。

その「現在」の期間に対して、1年前から5年前までの同じ終了月日を基準にした同日数の期間を比較します。

例えば、最新の観測日が2026年8月13日で「過去30日間」を選んだ場合、現在は2026年7月15日~8月13日を集計します。比較対象は、2025年・2024年・2023年・2022年・2021年の同じ月日を終了日とした30日間です。

表では「現在」「前期間」「2期間前」などと表示されますが、日数指定では実際には1年ずつさかのぼった同じ時期を比較しています。

1月~12月を選んだ場合

月を選んだ場合は、その月の1日から月末までを一つの期間として比較します。

すでに終了している月であれば最新年のその月から表示し、まだ終了していない月や未来の月を選んだ場合は前年から表示します。

例えば8月の途中に「8月」を選んだ場合、その年の8月はまだ1か月分のデータがそろっていないため、前年の8月から過去へさかのぼって比較します。

月単位でも、先頭の年に加えて過去5年分を比較できます。

比較する3つの項目
項目 表に表示する値
降水確率 期間内で雨または雪が観測された日の割合(%)です。この比較では、降水量0.5mm以上または降雪量0.5cm以上の日を対象にしています。
降水量 対象期間内の日降水量を合計した値(mm)です。
平均気温 対象期間内の日平均気温を平均した値(℃)です。

この機能の「降水量」は、長期統計推移グラフの日降水量平均とは異なり、選択した期間内の降水量の合計です。

降水確率の意味

この比較表の降水確率は、天気予報の「降水確率」ではありません。

選択した期間の観測データから、雨または雪が一定量以上観測された日が何日あったかを割合にした値です。

例えば30日間のうち雨や雪が観測された日が多ければ、降水確率の値も高くなります。

そのため、「この30日間は去年の同じ時期より雨の日が多かったか」といった比較に利用できます。

降水確率と降水量を一緒に見る

雨の傾向を確認するときは、降水確率と降水量を一緒に見ると分かりやすくなります。

表示例 考えられる状態
降水確率が高く、降水量も多い 雨や雪の日が多く、期間全体の降水量も多かった。
降水確率が高く、降水量は少ない 雨の日は多かったものの、一日ごとの降り方は比較的弱かった。
降水確率が低く、降水量が多い 雨の日数は少なかったものの、一部の日にまとまった雨が降った可能性がある。
降水確率が低く、降水量も少ない 雨や雪の日が少なく、期間全体としても乾燥した傾向だった。

一つの数字だけでなく、雨の日の多さと降った量の両方を確認できます。

平均気温で同じ時期の暑さ・寒さを比較する

平均気温は、選択した期間内の日平均気温を平均した値です。

同じ30日間や同じ月を過去と並べることで、「今年は去年より暖かいか」「今年の8月は過去数年より暑かったか」といった比較ができます。

最高気温や最低気温の極端な記録ではなく、期間全体として暖かかったか、寒かったかを見るのに向いています。

データが「-」になる場合

比較対象の期間に欠測が多い場合は、降水確率・降水量・平均気温が「-」になることがあります。

この機能では、対象期間の80%以上の日数に有効なデータがある場合に値を表示します。

例えば30日間なら24日以上、60日間なら48日以上の有効データが必要です。月単位では、その月の日数の80%以上を基準にしています。

観測開始が新しい観測所では、5期間前までさかのぼれない場合もあります。

年別データグラフとの違い
機能 向いている調べ方
雨と気温の比較 10日・30日・60日や月単位で、降水確率・降水量・平均気温を過去の同じ期間と手早く比較する。
年別データグラフ 選んだ年の日ごとの気温、雨、風、雪などを1月1日から12月31日まで詳しく見る。

「最近30日間は去年より暑いか」のように期間全体を比較したい場合は雨と気温の比較、「どの日に気温が上がったか」まで詳しく見たい場合は年別データグラフが向いています。

年別データグラフの詳しい見方は、年別データグラフの見方をご覧ください。

こんな調べ方に使えます
  • 最近10日間の雨が去年の同じ時期より多いか確認する
  • 最近30日間の平均気温を過去5期間と比較する
  • 最近60日間が雨の多い期間だったか確認する
  • 今年の梅雨時期の雨を前年と比べる
  • 7月や8月の平均気温を過去数年と比較する
  • 冬の月を選び、雨や雪が観測された日の割合を比較する

最近の状態を単独で見るのではなく、同じ時期の過去データと並べることで、その期間が例年と比べてどのような状態だったのかを確認できます。

観測所別気象データへ戻る

雨と気温の比較は、各観測所の詳細ページ内にあります。

観測所ページ全体の見方については、観測所別気象データの見方をご覧ください。

直近10日・20日・30日の1時間ごとの気温や降水量の変化を見たい場合は、最近のアメダスグラフの見方をご覧ください。

雨や雪が何日連続したか、干天が何日続いたかを調べたい場合は、連続降水日数・連続干天日数の見方をご覧ください。

特定の年の日別変化を詳しく確認したい場合は、年別データグラフの見方をご覧ください。

例年の季節変化を確認したい場合は、年間傾向統計グラフの見方をご覧ください。

長期的な年ごとの変化を確認したい場合は、長期統計推移グラフの見方をご覧ください。

目的・用語からさらに調べる

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